ChatGPTでイラストを描くプロンプト【初心者向け解説】

「ChatGPTでイラストを描けるの?」
一見、不思議に思えるかもしれません。でも、実は今、テキストだけで絵を生み出すことができるAIサービスが注目されています。本記事では、「ChatGPTでイラストを描く」というテーマで、どんな仕組みなのか、実際のやり方、そして注意点までわかりやすくご紹介します。
目次
ChatGPTでイラストは描けるの?
実は、ChatGPT単体では絵を描くことはできません。ChatGPTはテキスト生成AIなので、画像の生成にはDALL·E(ダリ)という画像生成AIを使います。
現在のChatGPT(Plusプラン)では、このDALL·Eと連携しているため、プロンプト(指示文)を入力することで、イラストや写真風画像を自動生成できるのです。
ChatGPTでイラストを描く方法【初心者向けステップ】
ChatGPTでイラストを描くには、以下の手順で進めます。
ステップ1:イラストのイメージを言葉で伝える
「赤いランドセルを背負った女の子が桜の木の下で笑っている」など、構図・色・雰囲気などを細かく指示するのがポイントです。
ステップ2:ChatGPTに画像生成を依頼する
例えば以下のように入力します:
「桜の木の下で笑っている小学生の女の子のイラストを9:16で描いて」
→ すると、自動的にDALL·Eがイラストを描いてくれます。

ステップ3:気に入るまで調整できる
「もう少し明るく」「背景を変えて」「髪型をおさげにして」など、何度でも修正依頼OK。このやり取りが気軽にできるのも魅力です。
イラスト生成におすすめのプロンプト例
初心者の方におすすめのプロンプトはこちら:
- 「和風の神社でお参りする小さな女の子。昼間、柔らかい光で」
- 「銀髪の少年が夕焼けの海辺でたたずむアニメ風イラスト」
- 「中世ヨーロッパ風の町並みを背景にしたファンタジーの少女騎士」
プロンプトは「誰が」「どこで」「何をしている」+雰囲気を意識して書くのがコツです。
どんなジャンルのイラストが描けるの?
ChatGPT+DALL·Eで生成できるジャンルは多岐にわたります。
🔷 ChatGPTで描けるイラストの種類
種類カテゴリ | 内容の例 | 活用シーン |
---|---|---|
✅ キャラクター系 | 女の子、男の子、ファンタジーキャラ、妖精、動物擬人化など | SNSアイコン、LINEスタンプ、物語挿絵 |
✅ 背景・風景系 | 神社、桜並木、夜の街、海辺、宇宙、廃墟など | YouTubeの背景、壁紙、ブログヘッダー |
✅ モノ・小物系 | 和菓子、文房具、日本刀、スマホ、机の上の雑貨など | 説明用の図解、雑誌風レイアウト |
✅ シーン・構図系 | 運動会で走る、桜の木の下でお弁当を食べる、泣きながら手を合わせるなど | ストーリー紹介、感情表現用素材 |
✅ ファンタジー系 | 竜と少女、魔法陣、異世界の城、空飛ぶ船など | 小説・ゲーム企画、TRPG素材 |
🎨 ChatGPTで指定できる画風(スタイル)
画風の名称 | 特徴 | キーワード例 |
---|---|---|
✅ アニメ風 | 明るい色使い、線がはっきり、目が大きめ | 「アニメスタイル」「萌え系」 |
✅ イラスト風(ゆるキャラ) | シンプルで可愛い、柔らかい印象 | 「ゆるキャラ風」「ほんわか系」 |
✅ リアル風 | 陰影がしっかり、肌の質感も描写、写真に近い | 「写実的」「リアルスタイル」 |
✅ 水彩風 | 透明感があり、ふんわりした仕上がり | 「水彩風」「淡いタッチ」 |
✅ ピクセルアート | ドット絵、ゲーム風、8bit〜16bit | 「ドット絵」「レトロゲーム風」 |
✅ ジブリ風 | 絵本っぽく優しい色調、温かみがある | 「スタジオジブリ風」「手描き風」 |
✅ 絵画風 | 油絵、水墨画、和風画など伝統的表現 | 「油絵風」「水墨画風」「日本画風」 |
桜の木の下で笑っている小学生の女の子のイラストを9:16で描いた
アニメ風、水彩風、写実風、ジブリ風様々なパターンで見てみましょう。
副業やSNSにも活用できる!
生成したイラストは、次のように活用できます。
- ブログやYouTubeのサムネイル
- SNS投稿の素材
- LINEスタンプやNFT素材として販売
- イラスト制作のアイデア出し補助
初心者でも、自分の世界観をビジュアルで表現できるので、クリエイティブな活動を手軽に始めたい人におすすめです。
著作権に注意:商用利用する場合は、規約を確認しましょう
ChatGPTで生成したイラストは、基本的に利用者が自由に使えるとされていますが、商用利用する場合にはOpenAIの規約をきちんと確認しておくことが大切です。
✅2025年5月時点の主なポイント:
- 商用利用OK:ChatGPT Plus(有料プラン)で生成した画像は、商用利用が可能。
- 利用者に著作権は付与されないが、ライセンス使用は許可:生成物に対してOpenAIが利用を許可するライセンスを提供する形式です。
- 禁止事項:
- OpenAIのロゴやサービス名を画像に使って販売すること
- 暴力的・差別的な表現を含む画像の使用
💡注意ポイント:
画像をTシャツやLINEスタンプにして販売する場合も、規約に違反しないよう注意が必要です。万が一、不明点がある場合はOpenAIの利用規約や商用ガイドラインを事前にチェックしましょう。
人の顔や有名キャラは避ける:肖像権・著作権の問題が発生する可能性あり
AIは「○○に似ている人」や「○○風のキャラ」といった曖昧な指示でも、それらしい画像を描いてくれます。しかし、その中には法的リスクが潜んでいます。
❗リスクがあるケース:
- 有名人に酷似したキャラを描く → 肖像権侵害の可能性
- 実在アニメやゲームのキャラ風イラスト → 著作権侵害の可能性
💡対策:
- 「オリジナルキャラクター」「創作風」「架空の人物」としてプロンプトを記述する
- 有名人や既存キャラの名前をプロンプトに含めない
- 使用目的が明確な場合(例:個人のブログ用)でも、拡散されると問題になるケースもあるので注意
③ 細かすぎる指示は難しい場合も:AIは万能ではないため、ある程度のイメージ共有が必要
AIは非常に高精度な画像を描ける一方で、細かすぎる描写や複雑な構図はうまく反映されないことがあります。
例:うまくいかない指示
- 「髪の毛を20本ずつ3つ編みにして、そのうち1本だけ金色」
- 「3人が左から右にジャンプしている姿勢で、同時に後ろに花火がある構図」
こういった人間のイメージ力に依存する表現は、現時点では苦手です。
💡コツ:
- 「誰が」「どこで」「何をしている」+「雰囲気(昼間・柔らかい・優しいなど)」の4点セットで伝えると成功率UP。
- 複数の要素がある場合は段階的に依頼する(例:「背景を先に」「キャラのポーズを後で」など)
自分が触ってうまくいかった実体験
僕は、ほぼ毎日30枚以上ChatGPTにイラストを作ってもらってるのですが
色調がどうも暖色系でイマイチだということが2025年5月時点ではちょくちょくありました。
もし、同じよなケースがあなたにも起こった際は下記のような記載にすることで高クオリティなillustにすることができたので
よかったら試してみてください。
画像のホワイトバランスを明るめに調整し、セピア効果を完全に取り除いて、高解像度で鮮明な画質の画像を作成してください。
【まとめ】ChatGPTを使えば高クオリティなイラストが作れる
ChatGPTを使えば、言葉だけでイラストを描いてもらえる時代になりました。最初は少し戸惑うかもしれませんが、使い方を覚えれば、自分だけのオリジナル画像を作ることができます。
ぜひ一度、ChatGPTで「あなたの頭の中の世界」を絵にしてみてください!