バーナム効果とは、本当は「誰にでも当てはまるような曖昧で一般的なこと」なのに、「あたかも自分に当てはまる(当たってる!)と捉えてしまうこと」に伝える心理テクニックです。
目次
バーナム効果を使うときの3つのコツ
その人本人だけに当てはまるかのように相手に伝えることがコツです。
「あなたは、○○ではありませんか?」
「あなたは、○○ではないですか?」
対象を一人称で伝えてみましょう。
そして、対象は限定しますが、対象のものはつたえずあいまいにする。
何に対してバーナム効果の例文
- 「血液型がA型の人は、まじめ」
- 「血液型がO型の人は、自分勝手」
- 「血液型がO型の人は、おおらか」
- 「あなたはロマンチストな面を持っています」
- 「今年は人生を左右する1年になるでしょう」
- 「あなたは、理屈っぽく、優柔不断なところがあります」
- 「物事に飽きっぽいタイプです」
- 「プライドを傷つけられるとやる気をなくします」
どの言葉も、何にたしてなのか対象の物を明記していません。
曖昧で誰にでも当てはまるのだけど、なぜか自分のことだと感じてしまいませんか。
そして、最後のコツは、
当てるというより外さないことが重要です。
その人を観察してその人が求めている回答を伝えるというので手です。
バーナム効果のメリット
あの人は私のことをとても良くわかっていると感じてもらえるようになります。
好感度を上げたりに有効です。
また、多くの人がこのバーナム効果で
バーナム効果が使われているところ
バーナム効果がよくつかわれるところは、科学的に根拠がない説得力がないところで使われることが多いです。
よくあるのは、「占い」です。
「12星座占い」や「血液型」占いなどの多くは、科学的に根拠はありません。
根拠はないけど人は、権威のある人や占いで言われるとそう思い込んでしまいます。
バーナム効果の由来
名付け親は、アメリカの心理学者ポール・ミールという先生。
バーナム効果の由来は、興行師フィニアス・テイラー・バーナムさん「誰にでも当てはまる要点というものがある」の言葉からバーナム効果と名前をつけられたものになります。
ちなみに実際に実験をしたのは、アメリカの心理学者であるバートラム・フォアラー(Bertram R. Forer)先生。
フォアラー先生は、学生に実験を行いました。
その実験とは学生に「テストの結果であなたの性格を診断する」と嘘を付き、簡単なテストをした後に、事前に用意していた文章を見せてどういう反応を示すかという実験でした。
学生に、この診断結果が当たっているかどうか、0から5までの値で評価するよう求めた。
被験者が回答を“よく当たっている”と思う場合は“5”、“比較的当たっている”場合は“4”である。クラスの学生の評価値は平均すると4.26であった。
これは1948年の話である。このテストは心理学専攻の学生を対象として何百回も繰り返して行なわれているが、平均は依然として4.2を記録しているという驚異の結果となりました。
まとめ
バーナム効果は、「あたかも自分に当てはまる(当たってる!)と捉えてしまうこと」に伝える心理テクニック。
あなたの使い方によっては、プラスにできたりマイナスにできたりします。
私は、バーナム効果が好きです。
だって、プラスに伝えることができたらその人は行動して変わってくれるから!
使い方次第ですがとても素敵なテクニックなのでぜひ機会があれば使ってみてください。