「とあるブランドのTシャツを買ったら、ズボンも靴も同じブランドのもので揃えたくなってしまった」
「とあるゲームでアイテムをぜんぶコンプリートしたくなった」
というような経験はありませんか?
揃えたくなる心理・コンプリートしたくなる心理には「統一感に安心を覚える」という人間の心理効果「ディドロ効果」が影響しています。
ディドロ効果を活用すれば、ユーザーの消費行動を増やしてリピーター獲得が期待できます。
今回は、ディドロ効果をビジネス活用するためのポイントを紹介します。
目次
ディドロ効果とは
ディドロ効果とは「新しい商品を手に入れると、他の商品もそれに見合う物が欲しくなる」という心理現象です。
たとえb,「部屋の内装」なんかどうでしょう。
新しく白いソファーを購入したら、絨毯やテーブル、そしてカーテンなんかも部屋に会ったものにしたくなりますよね。
人間は、一つ魅力的な新しい商品を手に入れてしまうと、もっとほしいと欲求が倍増されて行動に移りやすくなります。
ディドロ効果の名前の由来
ドゥニ・ディドロが書いたエッセイ「私の古いガウンを手放したことについての後悔」というエッセイから
文化人類学者、グラント・マクラッケンによって定義付けられました。
その美しいガウンを着て自分の書斎を見た時、壁にかかってるタペストリーが古くなってしまってることがやけに気になり始め、ガウンに合わせてタペストリーを新調した。
するとどうだ、次は椅子が気になり始めたのだ。
最終的には、ガウンに合わせて時計や本棚、絵画までも新調してしまった。ドゥニ・ディドロが書いたエッセイ「私の古いガウンを手放したことについての後悔」
ディドロ効果は、ファッション、家具などは、ブランド全体で世界観を構築され統一感があります。
そのため、ファッションやインテリアブランドのファンになったユーザーはその世界観をより表現するために、よりたくさんの商品を集めようとします。
ディドロ効果の使い方
シリーズで商品ラインナップを作る
まず、ディドロ効果を出すためには、商品点数が沢山ある必要があります。
沢山ない場合は、こまめに分けて売る方法もあります。
商品を細かく分けてシリーズ物にして売るのがうまいのが[
毎週商品が届くから途中でやめにくくなり、全部揃えたくなっちゃいますんです。
現状のディドロ効果を崩すための商品購入をさせる
またディドロ効果を出すためには、最初に商品を購入してもらう必要があります。
商品を購入してもらい、今持っている世界観を崩さないといけません。
そのきっかけを作りやすくするためには初回購入のハードルを下げることです。
また[
またその他の「サプリメント」や「健康食品」も初回は半額とかワンコインにしているのは、今のディドロ効果から変えてもらうためなんですね。
なので最初に売る商品では、大きな利益を求めず、リピーターになってもらうために初回半額にするなど工夫が必要です。
2.ブランドの世界観を伝える
ブランドの世界観を使ったものでいうと「シャンプー」や「化粧品」。
商品やサービスを利用している様子を動画などで紹介して、ユーザーに自分で利用しているシーンを想像させやすくなります。
「シャンプー」や「化粧品」を商品購入したら、同じブランドのリンス購入した経験ありませんか?
「化粧品」もなるべく同じブランドで、あわせようとしていたらそれはディドロ効果が発動しているでしょう。
まとめ
ディドロ効果は、ユーザーの所有物や環境は、統一させようとする心理のことです。
統一させるためには、商品のシリーズ化しつつ、ユーザーが初回購入しやすい環境作りとブランドを揃えて使用するイメージ作りが必要です。
あなたがもし、ブログをやっているのであれば、「カテゴリ」別に記事をまとめたり、「特集一覧」みたいなモノを使ってセットで読ませるやり方も有効です。
商品を売る以外にもまとめてなにか行動させたいときに有効です。
ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。